独立開業ブログ
7.202016
【千鳥橋店】自転車屋で独立開業した先輩たち
リコジャパンのフランチャイズ加盟店として、独立開業した先輩オーナー達の生の声をお届けする
「独立開業した先輩たち」シリーズです。
40代で勤続20年以上のサラリーマンから、自転車屋オーナーに転身した楠谷オーナー(45)。
安定した生活に見切りをつけ、40代で人生の方向転換を決断した理由とは?
勤続24年。親しかった上司の死で人生を見つめなおした。
前職はサービス業だったとか?
高校卒業してすぐに大手メガネ屋に勤めました。
勤続24年とかなり長く勤めており、店長という責任ある立場にもついていました。
安定した生活でしたが、上からのノルマという圧力や店舗スタッフたちとの人間関係、
休みたい時に休めないサービス業ということもあり、少し精神的にも疲れていたんですよね。
そして、一番のストレスはお客様や眼科医からのクレームの多さ。
視力という個人的な感覚が基準になってしまうメガネという商品の性質上
仕方がないのですが、クレームが非常に多いんです。
検査はして作っているものの、前のメガネの度数や好みによってお客様の「良い」という基準が
個々に違うので、それがクレームになってしまいます。
接客という仕事は好きでしたが、あまりのクレームの多さに
「お客様に嫌われない接客(クレームのない接客)」に重きをおいてしまい
本来の接客業の楽しさを味わえない状態。
精神的にも、肉体的にもいっぱいいっぱいでした。
そんな時、仕事でお世話になっていた方が立て続けに亡くなったんです。
お二人共まだ人生これから・・という年代だったのに突然の死。
それから自分の人生について真剣に考えるようになりました。
このまま雇われの身でいいのか…って。
いろいろ考えているうちに、「自分で店を持ちたい」と思うようになりました。
そう思いだしたら止まらなくなって、会社の早期退職制度を利用して辞めることにしました。
ご家族の反対はありませんでしたか?
子どもも二人いるので生活の不安はありましたが、
ありがたい事にうちの奥さんは「やってみたら」と背中を押してくれました。
私がかなり精神的に参っていたことを理解してくれていたんだと思います。
もし、あのまま続けていたら精神的にも肉体的にも
限界がきてたんじゃないかな・・・。
奥さんには、自分のやりたいようにさせてもらって本当に感謝しています。
今は「もっと稼いで欲しい。」とハッパをかけられているので、それに応えたいですね。
リコでなら、失敗しても自分で責任取れる範囲
では、なぜリコで自転車屋をやろうと思ったのでしょうか?
「何か店を持ちたい」とは思ったものの具体的には決めていませんでした。
でも、リコの存在を知って、自転車屋が自分にしっくりきたんです。
長くメガネ屋をやってましたが、自転車とメガネ屋って似てるんですよね。
組み立て、検査、加工、調整・・・・メガネ屋も商品は違いますが同じことをやります。
同じサービス業ですし、共通性がいくつもあって自分が自転車屋をやっている姿が
想像できたんです。
それに資金が少なくても開業できることもありました。
資金があまりないことを担当の法橋さんに伝えたら、
「大丈夫!なんとかできます!」って言ってくれて本当に心強かったです。
独立開業が具体的になることで、不安はありませんでしたか?
もちろん大丈夫かな・・・という言葉に出来ないような不安はありましたが、
リコの自転車屋はオーナー1人で店を切り盛りするスタイル。
従業員を雇うわけではないので、失敗しても自分で責任の取れる範囲です。
それに、低資金なので多少の借金は残るでしょうが、
失敗してもなんとかやり直せるだろうって。(笑
もちろん、失敗したくなんてないんですけど。
家族との時間を大切にしたい。休みを自分で決められるという幸せ。
リコの研修についてはどうでしたか?
私の時は、扇町店と天六店の2つの店舗で研修を受けさせてもらいました。
すごく忙しい店とちょっとゆったりした店の2つを経験させてもらって
いろんな店を経験できてよかったですね。
扇町店で一緒に研修に入った円町店の立木さんとは
仲良くさせてもらっています。
同じ立場の相談相手がいるということは、安心できますね。
天六店は、扇町に比べて少しゆったりした店だったので、
技術的な細かいところを指導してもらったことが
今に生きています。
独立開業したことで生活に変化はありましたか?
前職もサービス業だったので、上司や同僚への気遣いや会社の雰囲気もあって
土日に休みを取ることはなかなかできませんでした。
でも、今は休みは自分で調整することができます。
子供の参観日や学校行事にも行きやすくなりました。
帰宅時間も早くなったので、家族と過ごす時間が増えました。
もちろん、休んだ分は売上に影響してきますが、
自分の人生を考えた時に仕事だけではなく、
家族との時間も大事だと思うので、
その辺を自分で調整できる今の仕事はとても気に入っています。
修理ならココ!そう言ってもらえる店に。
千鳥橋店のセールスポイントを教えて下さい。
千鳥橋店は小さな店なので、自転車を置けるスペースも限られています。
なので、少ないなりに「この店って小さいけど、おもしろいね!」って
言ってもらえるように展示する自転車や展示の仕方はいろいろ考えています。
是非、気軽に自転車を見に来てもらえればと思います。
それから、「修理ならココで!」と言ってもらえるように
修理の際には丁寧に説明するように心がけています。
自転車のことなら、どんな相談にも乗りますので、
気軽に声をかけてほしいですね。
これから独立開業する人へのメッセージ
これからリコでお店を出そうと思っている人へのアドバイスやメッセージをお願いします
リコなら、資金以外にもいろいろ相談にのってくれますし、
フランチャイズといえども、比較的自由にやらせてもらえます。
独立するということは、自分が動いた分だけ結果が出せる面白さがあります。
逆に自分をコントロールして動かないと、自分に跳ね返ってきます。
「こうしたら売上が上がる」と頭ではわかっていても、
それを行動に移せるかどうかが成功の鍵じゃないでしょうか。
偉そうなことはいえませんが。(笑
なので、管理する人がいなくても自分で行動に移せる人は
やってみたらいい!
人生は一度だけです。
後で振り返った時に、「あの時やっとおけばよかった」という後悔するぐらいなら
やって失敗するほうがいいんじゃないかな。
一歩踏み出してみたら、道はひらけてくるものですよ!
まちの自転車店[リコ] 千鳥橋店
〒554-0014 大阪市此花区四貫島1丁目8-14
TEL:06-6460-8880