独立開業ブログ
6.82016
【データから見る】 20歳代の若き起業家たち No.4
20歳代の若き起業家たち No.3のつづきです。
(日本政策金融公庫の2015年の調査「20歳代開業者の実態と課題」のデータです。)
約半数は100~500万未満の月商あり
20歳代起業家の月商は「100~500万円未満」が50.8%と一番高く、
100万未満は一番少ない。
月商到達率については100%以上到達していると答えているのは
20歳代起業家が一番多く63.4%となっている。
このことからも、20歳代の起業家は堅実に売上をあげていることが分かるだろう。
それを裏付けているのが、次のデータである。
現在の採算状況を表したもので、20歳代の起業家の約3/4は起業から約2年で
黒字基調になっている。
黒字基調になるまでの期間についても、20歳代が最も早く
0~3ヶ月で約4割が黒字基調に転換していることが分かる。
知識・能力は実践的に身に着けている?
20歳代の起業家は、独立前や独立した時は
自分の知識や能力について不足していると感じている人が多いが、
調査時点(約2年後)には大幅に減少していることがわかる。
20歳代の起業家は、若いこともあり知識や能力が不足していると感じるのは当然だが、
起業後にはそう思う人が減少していることからも、
知識や能力は実践的に身に着けていっているのではないだろうか。
頼もしい限りである。
では、知識や能力はどのようにあ向上させていったのだろうか。
開業前も開業後も20歳代の起業家たちは
先輩経営者との交流で知識不足、能力不足を補っているようである。
積極的に行動し、自分の能力を高めようとする姿勢が、
他の年代に比べて高いことが分かる。