独立開業ブログ
5.232016
【データから見る】 20歳代の若き起業家たち No.1
今回は、日本政策金融公庫の2015年の調査「20歳代開業者の実態と課題」をご紹介したいと思います。
20歳代の独立開業は全体の8%
まず、20歳代の独立開業は全体のどれぐらいなのかを見てみましょう。
上のグラフは独立開業時の年齢別の割合を示したものです。
20代の独立は年々減少傾向にあり、近年では8%ぐらいになっています。
これは、リコでも同じ傾向で20歳代のオーナーは全体の7%にとどまっています。
20歳代の最終学歴は、専門学校卒が約4割と最多
55歳以上独立の約半数以上が大学や大学院を卒業しているにもかかわらず、
20歳代の独立は専門学校卒が約4割と一番多くなっています。
そして、20歳代の起業家たちの周りには、身近に親族の起業家たちが多いことが分かります。
事業経験者が周りにいるという環境で育ったことで、若い時から起業を意識するようになるのかもしれません。
小規模企業で経験を積み、自分の意志で企業
下記のグラフは、直前の勤務先の従業員規模を示したものです。
20歳代の起業家たちの約6割は、20人未満の比較的小規模の会社で経験を積んでいることが分かります。
小規模企業での勤務ですと、業務が分業化されておらず、一人で多くの業務を経験できる環境だといえます。
そのような経験豊富な起業家たちが多いのかもしれません。
また、企業直前の勤務先の離職理由は、約9割が「自らの意志」となっています。
このことからも、若い時期から起業意識が強い事がわかります。