独立開業ブログ
1.82016
フランチャイズにおけるスーパーバイザーとは何か
フランチャイズチェーンビジネスには、「スーパーバイザー」と呼ばれる職種が存在します。
(※一般的には、スーパーバイザーと呼ばれることが多いですが、他にも店舗巡回指導員、プロパー、フィールドアドバイザー等
その会社によって呼び方に違いがあります。)
そして、スーパーバイザーとはフランチャイズ本部と店舗のビジネス関係を良好に結びつける担当者のことをいい、
スーパーバイザーは幾つかの店舗を担当として受け持ち、定期的に店舗を巡回します。
スーパーバイザーは本部の意志を伝えるという大きな役割と、
フランチャイズオーナーの相談や指導という大きく分けて2つの役割を担っています。
フランチャイズにおけるスーパーバイザーの役割とは
1.本部の意思、方針、各種の情報の伝達と確認
本部が決定したキャンペーンや販売方針などを適切にフランチャイズ店に伝え、理解しているかを確認する。
これがキチンとできていないと全店として足並みが揃わず、フランチャイズブランドの信用を落としてしまうことになる。
2.フランチャイズオーナーの経営に関する指導と相談
フランチャイズ店の経営に関する指導を行った上で、不満や苦情を吸い上げる役割もある。
また、経営に関することから個人的な悩みまで聞く、カウンセラー的な役割もある。
3.本部とフランチャイズオーナー間の調整
支持する側(本部)と支持される側(フランチャイズ店)では、捉え方によって色々な軋轢が生まれることがある。
その軋轢を調整し、双方の関係が円滑になる調整役を担う。
4.フランチャイズ規定やルールを守っているかのチェック
フランチャイズ店はフランチャイズ契約に則った規定やルールを守る義務がある。
その義務を守ってもらうことでブランドイメージや売上を本部は保持している。
定期的に巡回する店舗をスーパーバイザーは、このチェック機能を担っている。
スーパーバイザーとの信頼関係が本部との関係を作る一歩
フランチャイズオーナーにとってはスーパーバイザーと適切な信頼関係が築けているかによって
本部からの指導や情報の受け取り方や印象が変わることもあり、スーパーバイザーは本部にとっても
フランチャイズ店にとっても大切な役割を担う役職である。
フランチャイズに加盟後は、自身の担当するスーパーバイザーとの関係が経営を大きく左右することもあるという点で
加盟前にはその本部のスーパーバイザーの役割や巡回頻度等も確認しておきたい。